ロスのおはなし

こんにちは、rieslife_ebi4u(リエ)です。
なんだなんだ、今日は急に涼しいじゃないか。

おかげさまで
自律神経をぶっ壊してしまっている身としては
この気温差きっついわ…という状態になっております。

朝、起きられないという次元ではなく
「動けない」状態だったのはきつかった。

わたしゃ鉛か。私が鉛になったら相当な重量だぞいいのか(不調による錯乱

先日更新したブログで

リエ
リエ

実は少し前に
いわゆる「ロス」というものに陥り、
(個人的にかなり大ごとで…心が不安定になってなかなか大変でした…)

と、ちょこっと言及したのですが

今日は「ロス」について
別の場所で散々書いたのですが
懲りずにここでも書いてみようと思います。

今だから言える、思い出話に
お付き合いいただけたら嬉しいです。

ロス とは

よく、SNSで見かけるようになった「〇〇ロス」という言葉。

わりとよく見るのが

  • 好きな作品が最終回を迎えてしまった
  • 好きな作品内で主要且つ人気のある役柄が
    亡くなるとか去るとかそういう理由で出演しなくなった
  • 推しが熱愛、結婚等をした

よく「(役名)ロス」とか
「(作品名)ロス」とか聞きますよね。

「(タレント名)ロス」とかも。

で、簡潔に書くと
私もその「ロス」というものに遭遇しまして、

見事に一時的な再起不能に陥りました。

自分でもそんなことになるとは思ってもみなかった。

相手はアーティストだし
彼女いること知ってたし
いずれ結婚することも想定できていたし
異性として焦がれていたという認識はなかったし

…本当に、自分でも
何故あのようなことになったのか分からない、
というのが正直なところでした。

ロスまでの経緯

簡単な経緯を書き記すと、

2004年頃に、そのとある方の活動を知ることとなり
一気にどハマりしまして、

ちょうど趣味友さんとお知り合いになったことで
2人であちこちの現場に入った。

追っかけ、と言っても
過言ではなかったと思う。

その方たちの活動拠点が
いわゆるクラブという場所でして、
(ライブハウスでやることもわりと多かった)

私は、それまで
クラブなど行ったこともない人間だったので、
いつも緊張しながら現場に突入していた。

私にとって、クラブは
自分が踊りに行きたいから行く場所ではなく、
会いたい人がいるから会いに行く場所だった。

その方、というのは
元々は別の職業(?)だったものの
音楽一本でやっていきたい、ということで
前職の活動拠点を捨てて
音楽業界に入ってきたような方で、

でもバンドではなく、作っているのも
当時で言うところのエレクトロミュージック、

楽器は使わず
パソコンとその他もろもろの機材で
音を出す、そういう感じのグループだった。

音を作るのは主にその方がメインで、
他にメンバーがいるという感じで。

ちなみに
Perfumeを教えてくれたのは、
この方たちでした。
(2005年とかその辺り)
こういう感じの音楽を作っていましたね…。

当時は、知る人ぞ知るという感じで
正直なところ、
彼らのために現場に入っているお客さんは数組で

たまに、主催イベントを打つと
他の出演者のファンの方がそこに加わる、という
いわゆる売れていない状態だった。

遠征というものに行くと
私たちしか
その方たち目当てのお客さんがいない、ということもあった。

かなり熱狂的に応援させてもらっていて
10年以上経って、
(この間にメンバーが全員脱退してソロに)

「前職もまたやっていく」
「二足のわらじというかそれを合わせたものをやる」

…という感じのことを急に言い出して、
「ん?」と思った。
音楽一本でやっていくんじゃなかったのか。

あれ…音楽だけだとやっぱきついか…と
こちらとしては思ったし

彼女ができたのだろうなとも気付いたし
(前々から、そういう変化がこちらからでもすぐ分かる方ではあった…w)

それについては、
特に気にならないというか
通常営業という感じがあって、
普通にそれ以降も応援していた。

この少し前に、
東日本大震災があって
その時にこの方が
現場で地震に遭遇したことで
何か思うところがあったらしくて…うん…

私は当時、
この方の態度がビビっているように見えて
ちょこっと失望しちゃったんだけどね…ひどいファンですね…

人のことあれこれ言う権利は私にはなくて、
震災以降、
己の持病を見事に悪化させている…これもビビっていることになりますよね…。

そして「ロス」

数年前、その方が結婚した。
とてもとても分かりやすい感じで。

年齢差のあるお若い奥様、
ご自身が世間に大いに認知されてからの結婚、
入籍日は語呂合わせ、

…この方のそういうやり方、見ていて嫌だな…と思ってしまった。
浮かれていることにドン引きしてしまった。

もっと凝ったことをしろとか
もっと地味にしろとか、
そういうことを言いたいわけではないんだけど

簡潔に説明すると
私の苦手とする方法をフル装備して結婚した、ということですね…。

同時に、伏線の回収もできてしまった。
どうして前職をまたやろうと言い出したのか。
どうしてこういう活動方法に変わっていったのか。

自分の意思よりも
他人との出会いや運命を優先させて
それに沿った活動をしていた、

「それ」に気付いてしまい

「そういう人だとは思わなかった」。
もっとご自身の信念がおありなのだと思っていたから。

なので、
他の方の言う「ロス」というよりは
自分で勝手に思い込んで失望して
勝手に傷ついているだけ、という感じなのかもしれない。

それでも、喪失したのだと私は思った。
「今まで応援してきた自分」を。

裏切られたような気持ちにもなったし、
今まで私のしてきたことは何だったんだ、
時間を返してほしい、
私が家庭の事情や持病で色々困っていた時に
この方はいい思いをしていたんだ、

(これは認知が歪んで出た当時の気持ちです)

…などの、
ずっと十数年のあいだ、
応援しながら追いかけながら
心に抱えてきた色々なものが噴出した。

情けないことに病が悪化した。

心が荒れた。精神状態はいつも不安定だった。
(その人はこれを見ていないからこのぐらい書いてもよかろう…)

今だから書けるけれど
当時は本当にもう大変でした…。

異性として好きというわけでもないし、
そういう意味なら他のメンバーの方のことが好きだったしw、

未だに、
この時に噴出した心の中のドロドロの理由はよく分からない。

でも、私は「ロス」に陥った。

同じ轍は踏まない予定ではいるものの

ここまで書くと
「ロス」るに至った当事者のことを応援するのをやめたかというと、
…そうでもないんですよね(何

言うまでもないけれど、
その方の才能が好きで応援し始めたのだから
才能を発揮しない世界に行ってしまったのならともかく、
変わらず活動しているので

その部分に関しては一切変わらず応援していく所存ではあって。

私が「ロス」に陥って手放そうと思ったのは、
過去の
その方と私との思い出なのだろうな、と自分では認識している。
あまりにも待遇が良すぎた(?)。

特に何かをしてもらったとか
関わりがあったというのは一切ないけれど、

ファンとしては
最上級の扱いをしてもらったのだと思う。

それができなくなってしまった、というのも
ロスの引き金になっていたのだとも思う。

時が少し経って
私はその方の他にも
「推し」の存在を見つけた。

A.B.C-Zもふぉ~ゆ~も
…担当はいるけど箱推し、という状態なので
私はあのロスを
あと9回味わうことになるのか…9回はきついな…きついね…w

【追記】
とうとう出ましたね…あと8回ですね…。
おめでとう!マツ!

「あのロス」の時はタイミングというか、
私の暗黒期とかぶっていて
依存心が今以上に強かった時期でもあるので
さすがにああいう風にはならないとは思うのですが、

…なんでしょうね。このロスという感情って。

だって
相手が異性だったとしても
どんなに素敵でも
その人とは出会えないし、付き合えないし、結婚できない。
でもロスるんですよねえ…不思議ですね人って…w

ロス、本当にきつかったなあ。
でも、
今度は同じにならないよう
自分の信念や価値観、そういったものを
もっと明確化したり強くしたりして

自分のドロドロを増やさず
推しのみなさまのしあわせだけを考えられるような、
そういう人間になっていけたらいいなと思う。

時代と共に、
自分も変わっていく。

推しだって変わっていくのは当たり前のことなんだ。

…それを、私は
忘れていたのだと思います。

ちょっと愚痴めいた記事になってしまいましたが、
最後まで思い出話にお付き合いいただき
ありがとうございました。